杉山 里枝

教授

杉山 里枝

スギヤマ リエ

所属
経済学部 経済学科
研究分野
日本経済史・経営史
  • 研究・教育活動

    学位

    博士(経済学) (2009年3月 東京大学 第263号)

    研究テーマ

    論文

    「戦前期日本の毛織物工業における産地織物業の展開ー尾西機業地を事例としてー」(2018/03/01)

    「歴史に学ぶ相談役・顧問の活用法:渋沢栄一はいかに関与したか」([特集]存続か廃止か、それが問題?相談役・顧問を見直す6つの着眼)(2018/02/01)

    著書

    『日本経済史』(2017/04/01)

    『時代を超えた経営者たち』(2017/03/01)

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教員からのメッセージ

「今を見つめ、その源流をさぐる」

 皆さん、こんにちは。私の研究分野は、経済史・経営史です。皆さんは経済史と聞くとどのようなイメージを持つでしょうか。高校までの間に学習した世界史や日本史といった歴史科目と何が違うのだろう、経済学部のなかで歴史を学ぶ意義って何だろう、という疑問をもつかも知れません。また、あくまで歴史は歴史であって、今とはかけ離れたものであるという印象を抱く学生も少なくはないかも知れません。しかしながら、当然のように過去からの積み重ねのなかに今があり、それらを切り離してしまうことはできません。
 色々な考え方がありますが、経済史は地域的にも時代的にも、多様な人間社会で起きた多様な経済事象の因果関係を、歴史的に明らかにする学問です。また、グローバリゼーションがすすむ現在では、たとえば日本の経済史について考える際にも、単に一国の歴史としてふり返るのではなく、世界各国との関わりのなかで、「世界のなかの日本」という視点から歴史や現在の経済の状況について考える必要があります。時間軸だけでなく、空間軸についても配慮しながら考えていく必要があると言えるでしょう。そして、経済学部のなかで学ぶのですから、経済学や経営学の学習のなかで身につけた概念をもとに現在から過去へ歴史を振り返り、その源(みなもと)をさぐり、そして過去から現在、そして未来へと見通していく。このように心がけていけば、経済史や経営史も決して退屈なものではなく、単なる暗記科目でもなく、一つのブレない軸のなかで捉え、学んでいくことができるのではないでしょうか。
 私自身、大学時代には初め現代経済のゼミに所属し、経済学を学んでおりましたが、現代日本経済の「源流」について知りたいと思うなか、上京前に利用していたローカル線が明治期からの長い歴史と需要な意味をもつ鉄道であったということを知り、それについてより深く知りたい・究めたいと思いました。このことが、その後経済史・経営史研究へと転じていったきっかけの一つとなっています。鉄道史研究からスタートし、電力業史、財閥史、企業家史、織物業史等々、分析の対象や手法・テーマを拡げながら現在に至っておりますが、今を見つめその源流をさぐり、そこから長い時間軸をさかのぼっていき、過去から現在を見つめなおすという作業に変わりはありません。
 私はできるかぎり多くの学生に、経済史や経営史を学ぶ面白さ、そしてその延長線上にある経済史・経営史研究の面白さについて知ってほしいと考えています。國學院大學に入学した皆さん、私の講義を受講して、その面白さについてふれてみませんか。

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