教授
宮下 雄治
ミヤシタ ユウジ
- 所属
- 経済学部 経営学科
- 研究分野
- マーケティング、デジタル経済、流通システム
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研究・教育活動
学位
博士(経済学) (2017年7月 國學院大學 経乙第13号)
研究テーマ
デジタル時代のマーケティング
論文
「日本型オープンイノベーションの実践的展開に関する考察」(2018/02/01)
「マーケティングからみた製品開発の競争力構築に関する考察」(2017/07/19)
著書
『こうして顧客は去っていく -サイレントカスタマーをつなぎとめるリテンションマーケティング-』(2024/02/16)
『新時代のマーケティング ーデジタル経済を動かすキーワードー』(2023/10/03)
教員からのメッセージ
顧客に満足を与え、笑顔を引き出す「マーケティング」
私たちの日常生活は、実に数多くの製品に囲まれ、あらゆるサービスの提供を受けています。そこに生きる企業は、市場の論理に従いながら社会的に価値のある製品やサービスを開発し、それらが売れる状態を作り出す働きが求められます。このような働きを担うのが「マーケティング」と呼ばれる活動です。皆さんの日常生活において「ついつい手に取ってしまう製品」や「また買いたくなる製品」、あるいは「何度も通いたくなるお店やサービス」があると思います。私達はなぜその製品や店舗・サービスを選び(続け)、どこに他社とは違う魅力を感じているのでしょうか。それらを提供する企業は、どのような工夫で消費者の心をつかみ、満足や充足感を与えているのでしょうか。マーケティングの学習を通して、このような疑問に対して「売り手」(買う気にさせる仕組み)と「買い手」(消費者心理や購買意思決定のメカニズムなど)双方の論理を学ぶことで理解を深めます。
今日の成熟社会において、市場需要に適合する供給(製品やサービス)を作り出すということは実に多くの困難さを伴い、そこでは注意深い思考と実行力が必要とされます。こうした不完全情報の事態を分析することによって成長の方向性を見出す機能をマーケティングは担っています。企業の安定的な存続や成長には、このようなマーケティングアプローチに基づき、買い手である顧客の満足を追求していく姿勢が求められます。そこでは単に合理的なビジネス活動を追求していくのではなく、最終ユーザー(利用者)の満足や笑顔を引き出すことを目的とした事業活動が重要となります。消費財であれば買い手自身やその家族、産業財であれば最終製品の利用者の笑顔や満足を想定した活動が求められます。
顧客の満足や笑顔を引き出すにはどのような活動や工夫が必要になるでしょうか、授業を通して一緒に学びましょう。