教授
飯倉 義之
イイクラ ヨシユキ
- 所属
- 文学部 日本文学科
- 研究分野
- 口承文芸学、民俗学、現代民俗
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研究・教育活動
学位
博士(文学) (2008年3月 國學院大學 文甲第109号)
研究テーマ
口承文芸研究の方法を、現在の社会や文化を理解する方法として用いる
論文
桃太郎・鬼・ニセ科学――「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。」から「鬼との対話」を導く授業に関しての、一抹の不安――(2022/12/26)
西尾維新『化物語』における「怪異の場所」の視覚化――原作とアニメーション作品を比較して――(2022/02/25)
著書
はじめてのオニずかん(2022/09/27)
鬼と異形の民俗学――漂泊する異類異形の正体――(2021/07/21)
社会貢献活動
妖こそ北千住へ 「妖怪創作祭」で街おこし
知っているようで意外と知らない!「お盆」のあれこれ
教員からのメッセージ
民俗学、とか、伝承文学、というと、私たちの生活とは直接関係のない、過去にベクトルの向いた学問だと思われることが多いでしょう。
「現代」と「民俗」や、「都市」と「伝承」などの取り合わせは、何かミスマッチに感じるかと思います。
受け継いだものであるべき民俗の文化と、新規に創造されていく現代や都市の文化とは相容れないのではないかと。
でもわたしたちの周りには、「受け継いだ民俗文化や伝承を新たに位置づけなおして創造している」ものごとが、たくさん溢れています。
あなたの、そして私たちのいま・ここの生活の「あたりまえ」を対象にする学問、それが民俗学であり、伝承文学の方法だと思っています。
あなたの見聞きするものすべてが、民俗学の研究対象です。
……ちょっと面白い学問でしょう?