深澤 太郎

教授

深澤 太郎

フカサワ タロウ

所属
研究開発推進機構
研究分野
考古学・宗教考古学
  • 研究・教育活動

    学位

    修士(歴史学)

    研究テーマ

    日本列島の国家形成と神道、修験道と巡礼の考古学

    論文

    「伊豆峯」のみち―考古学からみた辺路修行の成立(2020/06/18)

    常陸鏡塚古墳の発掘調査(2019/12/25)

    著書

    『惡―まつろわぬ者たち―』(2018/06/01)

    『長野県安曇野市穂高古墳群 2015年度F9号墳発掘調査報告書』(2017/12/14)

    社会貢献活動

    NHK文化センター青山教室講師

    詳細を見る

教員からのメッセージ

「大学博物館」は、学生に対する「教育参考」と、本学の教員による「研究発信」を主な機能とするものです。具体的には、考古資料を通して見た「日本通史」や、最新の考古学研究を紹介する仕事が中心となりますが、その実現の基盤となるものは、博物館の蓄積してきた館蔵資料にほかなりません。ぼくは、当館の列品確認と資料調査を担当しており、博物館の基礎データである資料台帳・目録を改めて整備し、広範な学術利用に資することを目指しています。およそ「~学」というものは、研究の方法論に過ぎません。考古学は、主に物質資料を研究対象としていますが、遺跡・遺構や、石器・土器・金属器などを漫然と眺めているだけでは、何も明らかにすることはできないでしょう。研究に迷った時は、「自分は、いったい何を知るために、何を研究するために大学にきたのか?」という原点に立ち返って下さい。自分の目指している研究課題さえ揺るがなければ、目的に相応しい研究対象・研究方法は、自然と明らかになってくるはずです。進学する大学を選ぶ際には、自分の目指す研究分野に相応しい教員が在職しているか調べることをおすすめします。また、考古学は、無文字社会や、文献に記録されなかった事実を明らかにする技術として有効ですが、原史・有史時代の考古学を研究するには、同時代の文献資料を読解する能力が欠かせません。外国の考古学に取り組もうとするのであれば、外国語の論文・報告書を読み込む必要もあります。とまれ、先ずは「好きこそ物の上手なれ」を旨として、研究の第一歩を踏み出すことが肝要です。

深澤 太郎 教授 の記事

他の記事を見る

MENU