准教授
牧野 格子
マキノ ノリコ
- 所属
- 文学部 中国文学科
- 研究分野
- 中国近現代文学
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研究・教育活動
学位
博士(文学) (2004年9月 関西大学 文甲第158号)
研究テーマ
謝冰心の文学
論文
1955年「旅欧日記」から見る謝冰心の社会的地位(2020/12/25)
謝冰心とエレン・ラモット”ペキン・ダスト”――異文化接触における不幸な邂逅――(2019/08/15)
著書
謝冰心とアメリカ(2021/03/20)
令和元年度特別推進研究助成金研究成果報告書 謝冰心・呉文藻の 1950 年代~70 年代の私的日記の解読(2020/07/31)
教員からのメッセージ
若い皆さんにとって、大学の四年間は大きな可能性に満ちています。それをどう生かすかは、自分次第。せっかく中国文学科に入学したのですから、この四年間思い存分中国語、中国文化、中国文学を学んで下さい。それにはまず中国に対して何でもいいですから、興味を持って下さい。入り口はどんな小さな事でもいい、それが大きな可能性につながるのです。
私は近現代文学を担当します。しかし、皆さんとは近代から現在の中国を一緒に学ぶことになります。私とともに積極的に現代中国に触れましょう。私は学部1年生の時、南開大学の1ヶ月セミナーに参加しました。その時発展していく中国のエネルギーに圧倒され、以来中国を学び続けています。当時私が感じた衝撃を皆さんの若い感性で感じて欲しいのです。
そして、中国近現代文学に関して、皆さんはとっつきにくいという印象を持っているかもしれません。文学など今の時代必要ないと思っている人もいるでしょう。文学は人間の生をありのままに描いたものです。文学を通してさまざまな人間の生き方を学べます。そして文学はあなたの心を豊かにします。
魯迅、郭沫若、巴金、郁達夫、丁玲、そして私が研究している謝冰心。中国が格闘していた難しい時代に、それぞれの思想で格闘していた作家たちの記録でもある現代文学をできるだけ多く読み、それらを通して皆さんのこれからの大学生活を豊かにしていって下さい。