教授
田原 裕子
タハラ ユウコ
- 所属
- 経済学部 経済学科
- 研究分野
- 地域社会問題、高齢社会と社会保障
-
研究・教育活動
学位
博士(学術) (1996年3月 東京大学 博総合第75号)
研究テーマ
論文
「100年に一度」の渋谷再開発の背景と経緯ー地域の課題解決とグローバルな都市間競争ー(2020/11/30)
「都市再生」と渋谷川(2018/03/10)
著書
地域学-地域を可視化し、地域を創るー(2024/02/01)
渋谷学ブックレット5 再開発と渋谷川 まちづくりと都市河川再生の軌跡(2018/03/10)
教員からのメッセージ
今や国内外からの観光客が訪れる名所となった渋谷のスクランブル交差点ですが、明治18年に現在の渋谷駅の前身である渋谷停車場が開業した際には一日の乗降客数は数名だったそうです。その後、渋谷駅は日本屈指のターミナル駅(郊外と都心を結ぶ交通の結節点)に成長しただけでなく、1970年代からバブル経済期にかけては東急と西武の開発競争を通じて、若者の街、ファッションの街としての地位を確立しました。さらに1990年代後半の「ビットバレー構想」を契機に、渋谷はIT産業の一大集積地としての顔も持つようになりましたが、その背景には若者の街、ファッションの街として培われたソーシャルアメニティの魅力があったと言われています。
このように経済を理解するためには、経済活動が行われている地域の視点に立つことも重要です。みなさんも身近な地域から経済を学んでみませんか。