経済学部経営学科は平成17(2005)年に開設され、令和7(2025)年に20周年を迎えます。これを記念して、令和7年12月14日、同学科20周年記念講演が渋谷キャンパスで実施されました。
当日は同学部の卒業生で、東急ホテルズ&リゾーツ代表取締役社長の武井隆氏(昭63卒・96期経)を講師に迎え、「変わりゆく渋谷と観光業:ホテル経営者の視点から」をテーマに講演を行い、在学生や卒業生、学生の父母らが参加しました。
武井氏は、ベルボーイとして入社してから現在にいたるまでの自身のキャリアや、同社の変遷について語りました。
ホテル経営については、2013年に東京でのオリンピック開催が決定してからホテルが急増たことに触れ、他業種もホテル業界に進出して宿泊だけを目的としたホテルが増えたとしたうえで、「泊まるだけのホテルでは、20年、30年と時間がたって建物が古くなれば、新しいホテルには敵わなくなってしまう。ここに泊まりたい、と指名してもらえるホテルを作っていかなければ競争には勝っていけないと考え、それが新たなホテルブランドを生み出すことにつながった」と振り返りました。
渋谷の再開発計画についても説明がなされ、「今みなさんが過ごしている渋谷も、すべてが戦略や想いに従って街がつくられています」と語り講演を締めくくりました。最後には質疑応答の時間も設けられ、再開発計画やキャリア形成などについて質問がなされ、会場は活気を呈していました。

