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令和7年度渋谷区民大学講座が開催されました(令和7(2025)年10月18日)

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2025年10月18日更新

 令和7(2025)年10月18日に、令和7年度渋谷区民大学講座「蔦重・歌麿とその時代ー浮世絵と出版文化ー」が渋谷キャンパス常磐松ホールで開催されました。

 本講座は「Shibuya Social Action Partner(S-SAP)協定」に基づき、渋谷区民の方々、また広く一般の方々への教育・生涯学習に係る支援の一環として、平成2(2014)年から実施しています。今年度は、本学の中村正明・文学部日本文学科教授と、藤澤紫・同哲学科教授が登壇し、NHK大河ドラマでもおなじみの「蔦重」こと蔦屋重三郎と、人気の浮世絵師である喜多川歌麿を取り上げて講演しました。

 まず、江戸時代の出版文化、戯作を専門とする中村教授と、日本美術史、特に浮世絵を専門とする藤澤教授がそれぞれ講演を行いました。

 続いて行われた両名によるトークセッションでは、「自身の研究分野に興味を持ったきっかけ」などさまざまなテーマでトークを繰り広げました。江戸文化についての話題では、「江戸時代の文学作品や浮世絵を見ていると、この時代は楽しいことばかりのようにも見えるが、地震や洪水などの天災も多々あった。そんな暗い世の中を出版業界が明るくしていこうという気持ちで、明るい作品が生み出されていったのではないか」と語りました。

 最後には参加者との質疑応答も行われ、多様な質問が飛び交いました。

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