平成29年9月29日(金)に、國學院大學博物館では、Experience! Evening of Japanese Culture (日本文化を体験する夕べ)と題して、外国の方々に向けた企画をおこないました。
当日は大勢の方が参加され、笹生教授をはじめ、博物館の学芸員の話を熱心に聞いていました。
企画では、神道文化学部の学生が雅楽の演奏と着装披露をおこないました。
観月祭とはまた違った緊張感がありました。
着装披露では、「衣装の着付け」が文化にまで高まったことに驚いている様子でした。
解説も学生がおこないました。
演奏と披露が終わると、外国の方々にも装束を体験してもらいました。
日本人でも狩衣を着る機会など滅多にありません。
また、雅楽に関してもさまざまな質問がありました。
國學院大學が持つモノと技術の結晶によって、國學院大學ならではの日本文化体験をおこなうことができました。
最後に、装束の着装を手伝ってくれた学生の感想をご紹介したいと思います。
「笏や袖の持ち方」「狩衣」など、通訳の方にも馴染みのないものでしたので、外国の方に伝えることが難しかったです。ですが、身振り手振りを交えるうちに、どうにか伝わり、狩衣と烏帽子を身につけた外国人の皆さんの笑顔がとても素敵だったのが印象的でした。外国の方とのコミュニケーションでは、言語は勿論ですが、ジェスチャーなども大切なことも学びました。
来たる東京オリンピックのためにしっかりと準備し、最高のおもてなしができればと思います。
(写真:増山正義/協力:青葉雅楽会・萠黃会・神道文化学部2年 朝比奈琴音)