2025年5月20日更新
3年次に履修する「専門ゼミ」は、4年次の「卒業研究」に続く重要な科目です。2年次の後期に開催されるオープンゼミや個別面談などを通じて所属するゼミを決めていきます。専門ゼミのミッションは、卒業研究のテーマを決め、最終的には具体的な研究計画書を作成することです。1年間、校外学習やグループワークなどを積み重ね、一生の友達となるかけがえのない仲間を作ります。
梅川ゼミ対談 ゼミ長 山口 大翔さん (右)× 副ゼミ長 山口 景さん(左)観光まちづくり学部4年(2024年取材時)
山口大翔(以下 大翔):1年間のゼミ活動で特に印象に残ったのはゼミ合宿です。ゼミ合宿は、5月の千葉県香取市にある佐原地区と、9月の北海道釧路市の阿寒湖温泉の合計2回行われ、観光まちづくりの現場で活躍する方々から貴重なお話を伺うことができました。佐原地区でのゼミ合宿では、地域の人々の並々ならぬ努力によって、現在の風情ある佐原があることや、住民のおもてなしがリピーターを増やす上で重要な存在になることを学び、地域の人々が地域へ与える影響力の大きさに衝撃を受けました。阿寒湖温泉でのゼミ合宿では、地域の人々がそれぞれの「未来の阿寒湖温泉」を思い描いており、そのために行われていた官民が連携した取り組みと住民が活躍できる組織が印象的で、地元での観光まちづくりにも活かしたいと強く思いました。加えて、この2回の合宿は、他のゼミメンバーとの親睦を深める良い機会にもなり、普段のゼミ活動や卒業論文の執筆時に相談しやすくなったと感じています。
山口景(以下 景):梅川ゼミはグループワークが特徴だと、この1年で感じました。授業中に一人で作業することは少なく、授業時間外で調べたことの共有や、それぞれの研究についてアドバイスを言い合うなどゼミ生でコミュニケーションをとる機会が多いです。グループで取り組んだことで特に印象に残っているのが観光地分析です。ゼミの中で別府と霧島と嬉野の3グループに分かれて、先生から観光地分析・研究の6つの視点を学び、対象観光地の分析を行いました。この分析・研究の視点が卒業論文の準備をしている時に役に立つと感じています。また、1年間で3人のゲスト講師の方にお越しいただいたことも印象に残っています。近い距離でお話を聞けたことは非常に贅沢で楽しい時間だったと感じています。
初めてのゼミ合宿・佐原にて
大翔:私が梅川ゼミを選んだ理由は、温泉地に関する研究をしたいという想いをこのゼミなら実現できると思っていたからです。私の地元は温泉地であり、将来は地元で観光まちづくりをしたいと考えていて、これに繋がる研究がしたいと思っていました。梅川先生が温泉まちづくりや観光地経営を専門に研究されていることは大学入学前から知っていて、ずっと先生のもとで研究をしたいと思っていたことも重なって、梅川先生のゼミを選びました。
景:私はゼミを決める時は学びたいことが定まっていませんでした。しかし興味の有無はあったため、それを基準にしてオープンゼミに参加しました。梅川ゼミのオープンゼミで、都会より地方を元気にしたい人向けですという説明があり、それが私の中では決め手でした。あとは2年間お世話になる先生なので、この先生に教わりたいなって思ったことも選択した理由です。
大翔:入る前は、個人対先生で調査の発表や卒業論文の執筆を進めるという先入観がありました。同じゼミメンバーで相談することは、お互いの調査研究の時間の確保もあるので、あまりないと思っていました。しかし、実際にゼミに入ってみると、先生がゼミ生との交流や相談の機会を作ってくれたおかげで、卒業論文はみんなで行うものだと気づかせてくれました。また、他者の指摘が入ることで、自分にはない気づきも得ることができました。
景:入る前と入った後の違いは、実を言うとそこまでありません。あえて挙げるとすると想像していたより楽しいです。そう感じたのは、ゼミのメンバーにやる気のない人が一人もいないからだと思います。メンバーはゼミが決まるまで分からないので不安要素ではあったのですが、今ではとても仲良くなり、助け合えるような人たちが集まっているので、梅川ゼミに入れて良かったと感じています。
前田一歩園理事長の案内で阿寒の森を散策
このページに対するお問い合せ先: 観光まちづくり学部
RECOMMENDS
{{settings.lead.title}}
{{{settings.lead.letter}}}
{{pages.title}}
{{articles.title}}
Language
SEARCH
{{section.title}}
{{item.tagline}}