女性の神職として、神道に末長く携わりたい。

2017年3月25日更新

篠崎淺間神社(東京都江戸川区) 奉職
川上 真誉さん 神道文化学部神道文化学科 平成27(2015)年3月卒業

私の実家は社家ではないのですが、高校時代から神道を学びたいと強く思い始め、大学受験では國學院大學のみを受験して神道文化学科に進学しました。そして、ただ学ぶだけではなく神職として神道を突き詰めようと決意し、2年次から神職課程を履修し、4年次からは明階総合課程も学ぶことができました。

しかし、女性の奉職活動は決して楽なものではなく、私自身も奉職先の決定が卒業式の10日前といった厳しさでした。学びと並行して神社での助勤や部活動、自活のためのアルバイトにも時間を費やすなど、多忙を極める状況でしたが、その努力があったからこそ奉職のご縁に恵まれたと考えており、苦労の末の奉職決定には喜びもひとしおでした。

現在、権禰宜としてお仕えする篠崎淺間神社は、江戸川区最古の神社として地元の方々に愛されています。家族経営のため、奉職当初は親族ではない自分に務まるのか、一抹の不安もありましたが、宮司をはじめ皆さんが温かく迎えてくださり毎日が充実しています。また、ここの御祭神は最も美しい神様、木花開耶姫尊です。安産、子育ての神様のもとで、女性ならではの気遣いを心掛け、女性だからこそ務まるお役目を果たせればと考えています。

私が思う「國學院らしさ」

誠実さ、これに尽きます。

神道文化学科の仲間たちは皆が真面目で、優しさにあふれていました。助け合いながら学修にも集中することができ、4年間を非常に楽しく過ごせました。

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