神社実習で育まれた
自然への敬意と精神力。

2019年5月30日更新

三菱電機株式会社 勤務[取材時]   小田切 佐知さん(平成25年3月卒業)

幼少期をアメリカで過ごした私は、帰国後、日本の文化や宗教を学びたいと考え、神道文化学部へ進学しました。今でも強く印象に残っているのは、神社での実習です。山や川の中に入ってお祭りを行うこともあり、厳しい環境の中で祭事を行うことの尊さと、日本古来より続く自然を敬う文化を体感。実習は、禊(みそぎ)で冷水を浴びる、猛暑の中、着物で山を歩く、長時間に及んで正座をするなど、体力的にきついものでしたが、おかげで社会に出てからも通用する、多少のことでは動じない精神力が身に付きました。自然と共生する真価を学んだ私は、環境保全に努めるインフラ関連の職に就きたいと考え、当社に入社。安定した電気利用と緊急時の放送を実現する社会インフラ普及の一環として、公共施設に受変電設備や大型映像機を販売する業務を現在担当しています。業務を遂行する上では、神道文化学部で学んだ「礼」を大切にしています。何事にも礼節をもって接することで、関わる人が気持ちよく仕事を進行できるように心掛けています。また、自然を敬う気持ちは今も強くあり、将来的には、神道において特別な意味を持つ「水」に関わる業務に就きたいという思いもあります。社の湧き水などは本当に美しく貴重なものなので、その水を守る仕事に携わりたいと考えています。

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