研究室探訪―出世 直衛 先生

2017年4月3日更新

研究など

 大学では英語専攻の学生でした。コトバのこととかは、いろいろ気になってはいたのですが、本格的に言語学方面に進むのは躊躇っていました。4年次にドイツ語圏で2セメスターを過ごし、専攻言語の英語、第二外国語のフランス語と併せて3つのヨーロッパ語を学びました。そのあたりでコトバの面白さに遅まきながら目覚めて、大学院に進学。ところがそこは「生成文法でなければ言語学にあらず」的な雰囲気が漂う魔境でした。こっちはその方面にはさほど興味がないので、実験音声学で修士論文をでっち上げて、なんとか博士課程にもぐり込みました。ここでも生成文法の呪縛に悩まされたのですが、音声学方面の専門であることでなんとか逃げ切りました。大学院から出てからは(満期退学)、IT化以前だったので高価な機材がないとできなかった実験音声学はとりあえず封印し、コトバ遊び、ヒトとコトバの関わり、コトバの始まり(個体発生的&系統発生的)などに興味を持続させ続けようとしています。今はテクストとその内容の問題がおもしろく思えています。

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出世先生の研究室

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これは日本語では「コースター」と呼ばれる、ビアグラス・ジョッキなどの下敷きです。英語ではbeer matsです。ちなみに「ジョッキ」は、beer mugです。

 

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