2017年4月3日更新
1874年生まれのイギリスの小説家、劇作家W. S. モームの作品を研究しています。「人間とは不可解で矛盾に満ちた存在である」という思想が彼の作品の根底にはあり、善人の中に潜む悪を、悪人の中に息づく善良さを、信念の人の心変わりを、彼は平明な文体と練り上げられた筋書きで描きました。「自分は読者を楽しませる一介のストーリー・テラーにすぎない」と言って憚らなかったモームは、通俗小説家とのレッテルを貼られ、本人も半ばそれを自認していましたが、その作品の多くは安っぽい大衆文学の範疇には収まらない芸術性の高いものです。私はモームの作品を通じて、この不可解な人間というものを見つめる作業を楽しんでいます。それは私のもう一つの研究分野である催眠の世界にも通じるものなのです。
藤野先生の研究室
モームの直筆の手紙
イギリスで限定発売された「ヘンリー8世とその妻たち」の切手セット
モームの代表作『人間の絆』の初版本
モームのポートレート(エッチング、サイン入り)
モームのポートレート
モームのポートレート
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