学生と教員が驚くほど近い学びやすさ

2018年6月15日更新

【哲学科】哲学・倫理学コース4年(インタビュー当時) 笹沼 聖さん

  國學院大學の哲学科は、学生と教員の距離が驚くほど近いところが特徴です。学生から積極的に質問すれば教員の皆さんは丁寧に応じてくださいますし、専門・性格・タイプの異なる教員が8人揃っていることも学びやすさにつながっています。自分の琴線に触れる思想を研究されている教員、あるいは正反対のことを考えている教員…いろいろな教員と身近に接することができるのは、思考を一歩進めるきっかけをもらえます。刺激的で、多くのことを得られる環境だと思います。

  私は、民俗学者である柳田國男博士のエッセーを読むのが好きでした。その延長で、柳田博士の弟子である民俗・国文学者の折口信夫博士が國學院で教えていたことを思い出し、「国学研究の拠点で西洋哲学を探るのも面白い」と興味を持ちました。哲学というより思想のようなものを学びたいと考えており、國學院であれば国学や民俗学などさまざまなことも学べると考え、志望しました。

  現在はドイツの哲学者、ニーチェの永劫(えいごう)回帰について研究しています。でも、入学後に初めて知り、憧れていたフランスの現代思想家、ドゥルーズに対する関心も高くて…。さまざまな哲学者、思想家について知るうちに、学びの集大成としてニーチェに行き着いたという感じです。サークルでも哲学研究に取り組んでいますが、哲学を学ぶとはそれほど深く面白いものなのです。

哲学科を漢字一文字で表すと「理」

 「理」とはすなわち、一貫性や筋道を指します。筋道立てた考え方を学ぶのが哲学であり、考え方の一貫性は生きていくうえで大切なものです。

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