見解を論理的にまとめる力が、
今に活きる。

2019年5月30日更新

富士通株式会社 勤務[取材時]   松井 春菜さん(平成28年3月卒業)

うまくいかないことを改善したり、アイデアを組み合わせるのが昔から得意な方でした。既存の商品を売るより、お客さまの課題を一緒に考える仕事がしたいと考えIT 営業の道へ。入社後、製造業向け設計用CADシステムの販売部門を経て、現在は生産管理システムの販売促進部門で業務に当たっています。システムの提案では、例えばCADの場合ならお客さまである企業の技術者が、どんな製品をどんな流れで設計しているかを把握しなければ課題を発見できません。技術の専門知識を身に付けるのは大変ですが、他のソフトを組み合わせた提案や、開発スタッフを同席させての商談など、信頼を勝ち取るためにあらゆる方法を試みています。提案を組み立てる上で役立っているのが、大学時代のゼミで債権法について討論を行った経験です。ゼミでは、毎週“ 銀行口座への誤振込などの想定で原告側と被告側に分かれて争い、先生や他の学生にジャッジしてもらっていました。説得力のある判例や論文を探し、何度もやり直しながら自分の見解を論理的に文章にまとめることで養った力は、現在、商談を進める際の柱になっています。将来従事する仕事まで視野に入れて國學院大學に入学したわけではありませんでしたが、その選択は間違っていませんでした。ゼミでの学びも、仲間との出会いも、すべてが今に活きていると思っています。

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