中学時代の恩師のような、
理想の教師を目指して。

2019年5月30日更新

さいたま市立中学校 勤務[取材時]   大隈 彩夏さん(平成27年3月卒業)   

私には恩師と呼べる理想の先生がいます。中学23年次の国語の先生で、授業ごとに目標を設定し、生徒が自ら考えてそこに到達できるよう導いてくださる方でした。授業を通じて論理的な考え方や日本語の構造の面白さを発見した私は、先生と同じ中学校の国語教員を目指すようになりました。国語の専門性を高めつつ、教職の学びを深めたいと考え、「教職の國學院」と呼ばれる日本文学科に進学。「埼玉県鳩ヶ谷の方言」を研究した大学時代は濃密な時間でした。文献では「ある時代まではこの地に残っていたが、以降は不明」とされている言葉が、生まれも育ちも鳩ヶ谷である祖母への聞き取り調査で出てきた際の驚きは忘れられません。「言葉は生き物。学者による記録がなくても、残っていたり、変化したりしているんだ」と実感しました。現在私は、さいたま市の中学校で国語を教えています。大学で日本語の奥深さを探究できたことは、生徒たちに言葉の魅力を伝える上で、なくてはならない経験でした。「中学時代の恩師のような国語教員になりたい」という夢と、現在の私をつないでくれたのは國學院大學での4年間です。恩師のレベルにはまだまだ届きませんが、これからも生徒たちに「国語って楽しい」と感じてもらえる授業を心がけ、理想の先生を目指して頑張っていきたいと思います。

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