大人として学びに向き合う
姿勢を身に付ける。

2019年5月30日更新

東急建設株式会社 勤務[取材時]   渡部 大河さん(平成25年3月卒業)

実家が内装業を営んでいたこともあり、建設現場で建物ができていく過程を見るのが好きでした。大学時代は、渋谷ヒカリエの再開発を毎日眺めながら通学。「渋谷の真ん中でこんな大工事が行われている」という驚嘆が、施工を手がけた当社に興味を抱くきっかけになりました。学生時代のことで印象深かったのは、本田一成先生が人的資源管理のゼミで出された「毎月10冊、本を読む」という課題です。経済の本でなくても構わないのですが、先生は本を選ぶ基準はおっしゃいません。なぜこの課題が与えられたのか、なぜ自分はこの本を選ぶのか、学生自身が考えなくてはいけない。「高校生までは与えられたことをこなしていればよかったけれど、興味があることを深掘りしたいなら、これからはどんな本を選び、誰に何を聞けばいいかを考えて、自分で情報を取りにいこう」̶課題を通して得たこの気付きは、卒業後の今も胸に残っています。現在、私が所属するのは財務部門。会計の基準は日々変わっていくので、自ら日々知識を更新し続け、業務に当たらねばなりません。社会人こそ勉強が必要です。私は大学の4年間で、経済の知識だけでなく、大人として学びと向き合う姿勢を教えてもらいました。

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