准教授
佐川 繭子
サガワ マユコ
- 所属
- 文学部 中国文学科
- 研究分野
- 中国古典文献学、中国古代思想
-
研究・教育活動
学位
修士(文学)
研究テーマ
論文
「漢文教授ニ関スル調査報告」における普通文の影響について―「文法上許容スベキ事項」との対照を通して―(2024/03/29)
『史記』との相違に見る『漢書』における鼂錯の造形について(2023/12/15)
著書
『漢学と学芸』(2020/03/10)
世界人名大辞典(2013/12/01)
教員からのメッセージ
[専門研究]
漢代の学術思想、とくに史書に見える当時の学術観や、その反映でもある歴史観を研究しています。漢代には儒教の地位が高まりましたが、儒教が台頭する過程や様相に関心を持っています。
また、日本人が中国語を読むために生み出した漢文訓読という行為(技法)にも関心があり、現代行われている訓読法の成立過程やその後の状況を研究し、現代の漢文訓読はいかにあるべきか、自分なりの解を得たいと思っています。
[機構業務]
主に学修支援に関わっています。かつて外国語の自主学習という視点を得たこともあり、学生が卒業後も自主的、自立的な学習を続けられるような支援を心がけていきます。
自身の研究対象は漢代の学術ですが、その人にとって重要なこと、あるいは世の中が必要としていること、処世のために必要なことを学ぶという点は、時代や対象が違っても共通です。学ぶという行為について考え続けているわけですが、それを学生に還元できるようにしたいと思います。