教授
齋藤 智哉
サイトウ トモヤ
- 所属
- 文学部 日本文学科
- 研究分野
- 教育方法学
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研究・教育活動
学位
修士(教育学)
研究テーマ
論文
明治時代における芦田恵之助の「修養」(2022/02/20)
コロナ禍における学生の振り返りの質の変化と学修環境の改善(2021/02/20)
著書
Manabi and Japanese Schooling: Beyond Learning in the Era of Globalisation(2020/03/26)
『ワークで学ぶ教育の方法と技術』(2019/10/25)
社会貢献活動
河合塾文化講演会(千種校)
河合塾EX講演会(名駅校)
教員からのメッセージ
教師という仕事は多様で複雑で奥深いものです。決して誰にでもできるという仕事ではありません。教師には職人と専門家の二つの側面がありますが,教師を目指すみなさんが教職課程を履修しながら「今,ここ(=大学)」で準備できることは何でしょうか。職人が有する暗黙知,つまり身体が覚えている所作や技を身につけることは,教室で子どもとかかわっていない皆さんには難しいことです。かといって,専門家の特徴の一つである「判断」の力を身につけることも,職人の技と同様の理由で難しいことです。
みなさんが「今,ここ」で出来ることは二つあります。一つは,教科内容に関する専門家になることです。教科の専門知識を貪欲に求め,徹底的に探究して下さい。そのためには,大学での講義や演習だけでなく,幅広く大量に読書をする必要があります。どんなに辛くても踏ん張って,「あっ,そうか!」と腑に落ちる経験を積み重ねることは,次第に「学び」の快楽になります。もう一つは,さまざまな他者とかかわり,たくさんのことを経験してください。今までの自分の世界にほんのちょっとヒビを入れて,未知の世界へ足を踏み入れてみましょう。たとえ半歩であっても動いてみれば,今まで見ていた風景が変わります。
最後に,教師になるということは,「学び」の専門家になることだと思います。子どもから学び,同僚から学び,絶えずあらゆるものから学び続けていく存在。私もみなさんに負けないくらいの熱さで,ともに学び合い成長していきたいと思います。