助教

渡邉 卓

ワタナベ タカシ

専門分野
日本上代文学・国学
本学就任
2013年04月01日
担当教科
社会と歴史078、國學院の学び(日本書紀を読んだ人々1)、人間と社会(『日本書紀』を読んだ人々Ⅰ)

著書・論文紹介

賀茂真淵が著したとされる『日本紀訓考』について、『賀茂真淵全集』の底本となっている無窮会本が、真淵の門人である内山真龍によって改変が加えられていることを指摘し、そこには真龍を介した宣長の訓読の影響も認められることを示した。また、系統を異にするも真淵の『日本書紀』訓読を伝える文献として『神代紀注』と『神代巻修辞訓考』が存在することを指摘し、それら諸本にはそれぞれ真淵訓が継承されているが、諸本を補い合うことでより真淵訓が鮮明になることを述べた。

武田祐吉が昭和12年に台湾で行った『万葉集』の講義もにした刊行物の変遷から、武田の学問態度について述べた。武田の講義は〈万葉精神〉を説いたものであり、『万葉集』の歌や歌人から、歌集成立時代の国民精神を考えたのにすぎず、戦前・戦中・戦後を通して一貫した『万葉集』講義が行われていることを論じた。

三矢重松の学位論文『古事記に於ける特殊なる訓法の研究』について、関係資料や折口信夫の発言などから、その成立過程を論じた。三矢の学位論文は明治43年の2本の論文がもととなっており、それを折口が校正した可能性はあるものの代作は行っていないことを論じた。

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教授からのメッセージ

研究事業としては神道・国学に関する学内資料の調査を行いながら「昭和前期における神道・国学と社会」をテーマに研究を進めている。またそれに伴い、個人研究として近世・近代における上代文献の受容研究を行っている。

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