教授

中泉 真樹

ナカイズミ マキ

専門分野
応用ミクロ経済学、産業組織論、公共経済学、医療経済学
本学就任
1987年04月01日
担当教科
サマーセミナー(演習2)、サマーセミナー(演習3)、マクロ経済学1、ミクロ経済学、ミクロ経済学2、医療の経済、基礎演習A、基礎演習B、情報の科学022、日本の経済、演習1(2)、演習2(4)、演習3(2)、演習4、環境と技術(役に立つ数学再入門)、経済理論入門、前期課程・社会政策特論2(講義・演習)、後期課程・社会政策特論2(講義・演習)

著書・論文紹介

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教授からのメッセージ

健康と医療の経済学-命の選択に関わる学問です!

 『世界の中心で愛を叫ぶ』
 片山恭一原作の小説です。映画化され、テレビドラマにもなりました。お話は10代のピュアな恋愛物語といったところだけど、ここでとりあげたいのは、命の選択の問題。主人公のサクは重い白血病になってしまった恋人のアキを病院から連れ出すという究極の選択をします。もし、そのまま病院にいればもう少し生きたかもしれないし、その間にもっと効き目のある薬が開発されたかもしれない。それらの可能性をすべて犠牲にするのです。もちろん、このお話はフィクション。病気や怪我との闘いの現場では、切実な命の選択の問題が絶えず起こっていると考えるべきです。

 「命は地球よりも重い!」
 昔、あるハイジャック事件の折に、首相であった福田赳夫という人が言った言葉です。これには象徴的な意味もあるけれど、意地悪く解釈すれば次のようになります。「この世の中のためにぜひ必要な人が病気になった。さあ大変。地球上の優秀な医師や医療機器などを全部集めてこの人の命を救おう!」でも、そんなことをしたら、他にもいるかけがいのない人の命はどうなるのでしょうか? ここにも命の選択の問題が登場します。

 経済学は選択の学問
 経済学はお金(儲け)に関する学問だと思っていませんか? それは少し勘違い。経済学は人間の選択、そして社会の選択に関わる学問です。何かを選択することは何かを犠牲にすることです。この事実の究明こそ経済学の中心的な課題であり、健康や医療をめぐる問題もその大事なテーマのひとつなのです。

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