准教授

高木 康順

タカギ ヤスノブ

専門分野
マクロ経済学理論、計量経済学
本学就任
1992年04月01日
担当教科
計量経済学(2)、計量経済学1、統計学(2)、演習3(4)、演習2(4)、基礎演習A、基礎演習B、日本の経済、スプリングセミナー(演習1)、サマーセミナー(演習2)、サマーセミナー(演習3)、経済統計の見方、統計学の基礎、経済統計の見方、統計学の基礎、前期課程・計量経済学特論(講義・演習)、後期課程・計量経済学研究(講義・演習)

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著書・論文紹介

家計の耐久消費財購入の意志決定にオプション理論の適用を試みた。耐久消費財支出を不確実な状況下で購入を先送りするかどうかを決める最適購入時期の決定問題として定式化し、日本のマクロデータを用いて推定を試みている。

第1章消費関数:ケインズの絶対所得仮説に始まる、さまざまなマクロ経済理論から導かれる消費関数を、それぞれ国民経済計算データを用いて推計し、評価している。第2章投資関数:加速度、新古典派、トービンのqモデルを理論の発展に沿って展開、推計し、評価している。さらに、これらの理論モデルでは説明しきれない部分を投資タイミングのずれを確率モデル化し、推計、評価している。

本論文は,環太平洋地域における相互依存関係の進展を1975年と1985年の2時点のアジア国際産業連関表から導出される単位構造系(ユニットストラクチャ)を用いて明らかにしている。国際産業連関表は,通常の産業連関表の2つの次元に,投入国と産出国の2つの次元が加わることになるために,分析の結果得られる膨大なデータの解析が問題となっていた。本論文では,産出国毎に単位構造系を集約した,バブルチャートを投入国の構成比にパイ分割することで,視覚的なパターンによる判別が可能となっている。

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教授からのメッセージ

数字で勝負
 「景気」は皆さんが恐らく一番多く接する経済に関する言葉でしょう。この言葉は様々な経済活動の活発さの頻度を指す言葉です。しかし、皆さんはこの言葉が具体的に何を指すのかはっきりしたイメージを持っていないでしょう。経済学が他の社会科学に比べて実社会での応用性が高い理由のひとつに、経済的な概念を実際の統計データで確認し、分析できることがあります。
 『経済統計の見方』の授業で、まず初めに学ぶのは、景気の指標として内閣府や日本銀行が公表している統計がどのように作成され、どのような特徴を持っているかです。それぞれの指数を通じて「景気」という言葉が持つ広がりを、様々な産業の生産水準やデパートの販売額、失業率、物価、そして経営者の心理に関するアンケートなどから具体的な数値にまとめられることが分かります。
 政府が政策運営のために「景気」を判断する上では、このように具体的な数値に基づく客観的な根拠を持つことが重要なのです。しかし、様々な場面で別の尺度が必要となります。生産・消費・労働・貿易など経済活動の様々な局面をより細かく計測する統計も必要です。
 『経済統計の見方』では、代表的な統計の性質を学びますが、ただこれらの統計の数値(データ)を漠然と眺めていたのでは何の結論も得られません。どのような経済活動をどのような立場で見るか、その視点を明確にするには経済学の理論を学ぶ必要があります。データを具体的に加工する手法も欠かせません。『計量経済学』では統計数値を基礎に、数量的に裏付けられた結論を得るための手法を学びます。対象となる統計は多量のデータを含んでいるので、処理にはコンピュータが欠かせません。一昔前は自分でプログラムを組み、その計算も巨大な設備が必要でしたが、現在ではパソコン上の表計算ソフトで日常的に必要な分析が行えます。

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