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神道文化学部 「新潟米作りワークショップ」参加報告

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2017年10月14日更新

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 國學院大學と心游舎が共催する「新潟米作りワークショップ」の稲刈りが平成29年9月24日(日)におこなわれました。

 「新潟米作りワークショップ」とは、新潟市内の宮尾農園さまをはじめ、地元の方々にご協力いただきながら、米作りの自然農法を体験し、日本文化を学んでいくというワークショップで、複数の学部の学生が参加しています。

 「田植え」「草取り」「稲刈り」と米作りに欠かせない作業と、農家の方々との交流を軸にしたワークショップであり、神道文化学部の学生も多数参加した行事です。年間の作業の様子を学生の感想とともに振り返りながらご紹介します。

 

【田植え】

 平成29年5月に、新潟米作りワークショップで田植えを体験しました。

 田植えは、機械を使わない手植えでした。素手で苗に触れ、素足で水田に入り、泥の感触を直接味わいました。苗を植える際には前屈みの姿勢が続きます。身体が痛くなり、昔の農家の方々の苦労がしのばれました。

 また、田植え以外でも、農家の方とお話しする交流会がありました。普段、農家の方とお話しする機会があまり無いので、学ぶことが多かったです。特に、農薬を使用しない自然栽培には関心を持ちました。

 「お米一粒一粒に感謝の気持ちを」という言葉を実感した2日間でした。

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【草取り】

 平成29年の6月と8月に、新潟米作りワークショップで草取りを体験しました。

 5月の田植えとは違う、さまざまな学びや経験がありました。特に、学生が一人ずつ農家の方のお宅に泊めていただいたことは、良い体験でした。新潟の郷土料理をご馳走になり、ご家族との交流も深まりました。農業に関するお話を沢山していただき、とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

 草取りも、最初は雑草の見極めに苦労しましたが、農家の方々はとても丁寧に教えてくださり、楽しく作業することができました。

 農家の方々と直接にお話しする機会を得て、多くのことを学ぶことができたワークショップでした。

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【稲刈り】

 私は、新潟米作りワークショップに、田植え、草取り、稲刈りと3回参加しました。

 田んぼや農作業の体験は、普段は触れることのできないものでした。特に、食物を得る喜びをはじめて感じることができました。

 春に植えた30㎝ほどの小さな苗が、秋の稲刈りでは腰の高さにまで成長していたことに、とても感動しましたし、1束1束刈り取るにつれて、昔の稲作がどれほど大変であったのを実感しました。また、私はたくさんの命によって生かされているのだ、ということを改めて思い知りました。

 一年を通した米作りワークショップの体験を糧にして、今後も有意義な学生生活を送りたいと思います。

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 大学は理論を学ぶ場ですので、普段の講義はそれが中心になります。しかしながら、学生が実践・体験することも必要であると考え、神道文化学部ではさまざまな講座や行事を設けて対応しています。「米作りワークショップ」もその一環として参加しています。

 米作りが必要とされる神道ですが、実際の米作りを体験したいと思う学生が神道文化学部に何人もいたことを心強く思います。

 

(写真:神道文化学部3年 増山正義/協力:神道文化学部1年 阿部汀・坂本和香・神光輝紀)

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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