2016年1月15日更新
宮澤さん
フレックスB(昼間主)4年
「小さい頃から、実家の神社でお手伝いをしてきました。小学生の頃から舞姫を務めるようになり、実家の神社で、また近隣の神社で、お祭りのたびごとに豊栄舞を舞っていました」
「大学進学に際しては、いろいろな迷いがありました。好きな道に進むことも、再三考えました。結局は、社家の子女としての立場を考え、神道文化学部に入学することになったのです」
「入学してからも、しばらくは迷いの時期が続きました。転機となったのは、明治神宮での実習です。今まで経験したことのなかった集団生活。皆で協力して目的達成を目指す一体感。「私たちには、こんなパワーが秘められていたんだ…」、それは目から鱗が落ちるような体験でした」
「3年次には、靖國神社で実習させていただきました。神職の方々の真剣そのものの奉仕、遺族の方々の懸命な思い…。実に心打たれる思いでした。また遊就館を見学して、近代日本の苦闘の歴史にも理解が広がりました」
「武田秀章先生の『古事記』講読の受講も、私の転機の一つになりました。『古事記』は、何よりも「物語」としてスムーズに入っていけます。とりわけ須佐之男命の「母恋い」や「すさび」が、私の心に直に響いてきました」
「3年次からの演習では、武田先生のゼミに入り、須佐之男命の研究を続けています。とりわけ天照大御神と須佐之男命との関わりがとても興味深く、自分なりに色々と考えを巡らしています」
「私と立場を同じくする「神職子女」の友達が数多く出来たことです。悩んだことが無い人など、1人もいません。卒業後は別れ別れになりますが、折に触れてお互いに相談し合い、励まし合っていこうと約束しています」
「須佐之男命を巡る「家族の物語」に心惹かれています」と語る宮澤さん。
ゼミの発表では、父の伊耶那岐命との関わり、姉の天照大御神との関わり、妻の櫛名田比賣との関わりについて、次々に考察を巡らしました。
直近の発表では、子孫の大国主神との関わりについて論じたばかりです。
自らの問題をそこに見出すからこそ、古典は常に新しい…
神道文化学部で、「魂の糧」としての古典と出会い、かけがえのない友人たちと出会った宮澤さん。
これからの宮澤さんの人生が、引き続き「古典」と共にあること、心を通い合わせた友人たちと共にあることを、祈ってやみません。
このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部
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