神道文化学部の授業紹介 English II(神道英語 I)

2015年6月10日更新

2年次「神道英語 I」(菅浩二准教授)。
4月6日(月)2時限、新年度第1回目の教室です。

授業劈頭、いきなり強烈な「猫騙し」。
突如として菅准教授の「英語シャワー」が炸裂しました。

英語による早口の問いかけが、雨あられと降り注ぎます。まるで消防車の盛大な放水のようです。

魂消る受講生。

台風一過、菅准教授は、「神道英語 I」の授業ポリシーを、次々に宣明しました。
「この授業は体育の授業です。みなさんの「唇と声帯」を徹底して鍛えます。もちろん居眠り禁止。体育の授業で、居眠りできるわけがありません」

「この授業は、演劇の授業でもあります。皆さんはドラマを演ずる役者です。 舞台で役を演ずるように、エモーショナルに言葉を交わしあってもらいたい」

学生が質問を寄せました。
「英語への苦手意識をどうしても払拭できません。どうしたらいいのでしょうか?」

「日本人は、なぜ英語が苦手なのでしょうか。ひとつには、日本語と英語の言語構造が余りにも違っているからです。 日本語は接続詞で繋ぐ膠着語。動詞の位置も語順も、大陸系の言語とは大きく異なっています」

「しかしながら、明治の先人は、英語の名手揃いでした。彼らは、漢文訓読の要領で英語を学んだのです。われわれの父祖は、西洋文明導入のツールとして英語を学びました。英語の発想や概念を、日本語の内懐に組み入れて、未曽有のグローバル化に立ち向かおうとしたのです」

「目下、英語は、世界中で多民族間・多人種間の共用語として使い倒されています。もはや英語は、英米人の言語ではありません。皆さん、グローバル化の只中、明治先人の叡智を受け継ぎ、武器としての英語をしっかりと学んでいきましょう」

菅准教授よりメッセージ

「「神道英語」は、神道文化学部ならではのユニークな授業科目です。「神道英語」の学修で、君たちを厳しく鍛錬します」

学生時代、応援団員だった菅准教授。声をかぎりに受講生へのエールを贈っていました。

このページに対するお問い合せ先: 神道文化学部

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