学長メッセージ

2017年4月1日更新

國學院大學は挑戦する

 

 國學院大學の母体である皇典講究所が設立された1882(明治15)年当時の日本は、開国によって社会が急速に進展し、社会構造が大きく変化する、まさに今でいうグローバル化の中にありました。それから130年余りが経ち、再び、予測の難しい社会変革期を迎えています。 

 国史・国文・国法から始まった本学の教育・研究は、物事の本質および本学が拠って立つ「日本」を探求してきました。変化の中で、多様性を受容し、自身の足元を見つめ直す、そのたゆまぬ積み重ねが今の國學院大學の礎となっています。

 これまでの実績をふまえて、今般、國學院大學では、社会の負託に応えて発展していくために、今何をなすべきかを考え、「人文・社会科学系の『標』となる」ことを5年後の将来像として掲げました。

人文・社会科学系の「標」となる

 人文科学とは、人間の基盤を形成する学問であり、社会科学は、人としてより良く生きていくうえでの資質や能力を支える学問といえます。社会変容に対応できるよう、本質を究めることを目指し、人文・社会科学系大学の「標」、つまり、モデルとなるべく、今年度から始動する中期計画「21世紀研究教育計画(第4次)」では、8つの戦略を設定しました。

 戦略は、目的を意識できるよう達成後の姿として言語化し、「教育」「研究」「グローバル」「社会貢献・地域連携」「経営政策」の5つの視点で、行動計画の方向性を指し示しました。また、評価指標として、将来像にふさわしい目標値を掲げることで、挑戦する姿勢を意識付けました。構成員全員が、今、自身の行っていることが、将来像への一歩となっているのかを確かめながら進むよう意識改革も推進してまいります。

主体性を持ち、自立した「大人」の育成

 教育目標は、「主体性を持ち、自立した『大人』の育成」とします。ここでいう「大人」とは、教養を身につけ、分別をわきまえた、この社会を動かす人と位置づけ、入学から卒業までの一貫したポリシーに基づく教育と、サークル活動やボランティア、留学など他者とのコミュニケーションを通じて、公共性や倫理観を含む「豊かな知」(悩む力・考える力・多様性を受け入れ生き抜く力)を養います。また、日本語・日本文化・神話等の日本を知るための知識を獲得し、他文化と比較することで日本文化を相対的に理解する取り組みを通して、日本の育んできた文化・精神性について学ぶ機会を提供します。こうして獲得した知識と体験を通じて、多様性を尊重し、他者の理解に努め、現代社会で求められる日本らしさを涵養いたします。

社会の負託に応える

 大学は、人材育成の場であるとともに、真理の探究、人類の叡智の蓄積、伝統文化の継承・発展という使命があります。本年、國學院大學は創立135周年という節目の年を迎えます。建学の頃からの先人たちの熱意に思いをはせ、新たな中期計画を軸に、日々、引き続き挑戦してまいります。

 國學院大學が培ってきた有形・無形の固有の価値と、未来に向け価値創造する姿が、社会から評価され、また、在学生・卒業生をはじめとした本学の関係者が、大学との関わりを大切にし、國學院大學に誇りを持てるよう、さらなる魅力を創造し続けます。

 将来像に向かい、孜々として努力し続ける姿、挑戦する姿勢そのものが、みなさまにとっての「標」となるよう邁進してまいります。

学長挨拶集

学長略歴

氏名 赤井益久(あかいますひさ)
生年月日 昭和25年9月6日
学歴 昭和51年3月 早稲田大学第二文学部東洋文化専修卒業
昭和55年3月 國學院大學大学院文学研究科博士課程前期修了
昭和58年3月 國學院大學大学院文学研究科博士課程後期満期退学
現職 國學院大學文学部教授
國學院大學学長(任期:平成27年4月1日~平成31年3月31日・2期目)
学位 博士(文学)平成15年1月21日取得
略歴 昭和60年4月 國學院大學文学部専任講師
昭和63年4月 國學院大學文学部助教授
平成8年4月 國學院大學文学部教授
平成13年4月 國學院大學教務部長学校法人國學院大學評議員
平成19年4月 國學院大學副学長学校法人國學院大學理事
本学以外での活動 平成21年5月 独立法人大学評価・学位授与機構認証評価専門委員(~平成23年3月)
平成9年4月 中国古典学会理事(~現在)
平成23年4月 日本中国学会理事(~現在)
研究業績 教員の研究活動等のページをご覧ください。

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