東北地方北部における祭祀遺跡・遺物調査(第2回)
2011年5月12日更新
1. 調査目的
本調査では、北秋田市教育委員会と本学研究開発推進機構との研究協力に基づき、石倉岱遺跡(秋田県北秋田市)の発掘を行なった。石倉岱遺跡は環状列石とされているが、過去の調査が行なわれてから約50年が経過し、遺跡の所在・時期・内容などに不明な点がある。今回は、これらの諸点を明らかにするために調査を実施した。
本調査では、北秋田市教育委員会と本学研究開発推進機構との研究協力に基づき、石倉岱遺跡(秋田県北秋田市)の発掘を行なった。石倉岱遺跡は環状列石とされているが、過去の調査が行なわれてから約50年が経過し、遺跡の所在・時期・内容などに不明な点がある。今回は、これらの諸点を明らかにするために調査を実施した。
2. 出張期間
平成22年11月1日(月)~平成22年11月7日(日)(6泊7日)
3. 調査地
北秋田市教育委員会・石倉岱遺跡
4. 調査参加者
加藤 里美 (國學院大學伝統文化リサーチセンター講師)
中村 耕作 (國學院大學伝統文化リサーチセンター助手)
阿部 昭典 (國學院大學伝統文化リサーチセンター客員研究員)
加藤 元康 (國學院大學伝統文化リサーチセンターポスドク研究員)
新原 佑典 (國學院大學伝統文化リサーチセンターポスドク研究員)
朝倉 一貴 (國學院大學伝統文化リサーチセンター作業協力者・國學院大學大学院生)
平野 哲也 (國學院大學伝統文化リサーチセンター作業協力者・國學院大學大学院生)
高橋 智也 (國學院大學大学院生)
佐藤 直紀 (國學院大學大学院生)
5. 概要
11月1日
國學院大學渋谷キャンパスを出発し、夕方、北秋田市に到着する。
11月2日
午前、北秋田市教育委員会・地権者に挨拶を行ない、その後、天候不順のために、遺跡の踏査・表面採集をする。
11月3日
天候悪化により、出土資料の記録化・表面採集資料の洗浄などの室内作業を行なう。
11月4日
天候が回復したため、現地調査を行なう。遺跡に任意の調査区を設定し、ボーリング調査にて、配石範囲・配石位置の確認を行なう。その上で、配石の遺存状態が良好な箇所に試掘坑1・2・3を設定し、掘り下げ作業を開始する。
11月5日
調査を継続し、試掘坑にて配石および土層堆積状況を確認する。
11月6日
周辺地形の測量と、試掘坑から検出された配石の実測を行なう。また、土層堆積状況を記録する。その後、試掘坑の埋め戻しを行ない、現地調査を終了した。
11月7日
北秋田市を出発し、夜、國學院大學渋谷キャンパスに到着する。
平成22年11月1日(月)~平成22年11月7日(日)(6泊7日)
3. 調査地
北秋田市教育委員会・石倉岱遺跡
4. 調査参加者
加藤 里美 (國學院大學伝統文化リサーチセンター講師)
中村 耕作 (國學院大學伝統文化リサーチセンター助手)
阿部 昭典 (國學院大學伝統文化リサーチセンター客員研究員)
加藤 元康 (國學院大學伝統文化リサーチセンターポスドク研究員)
新原 佑典 (國學院大學伝統文化リサーチセンターポスドク研究員)
朝倉 一貴 (國學院大學伝統文化リサーチセンター作業協力者・國學院大學大学院生)
平野 哲也 (國學院大學伝統文化リサーチセンター作業協力者・國學院大學大学院生)
高橋 智也 (國學院大學大学院生)
佐藤 直紀 (國學院大學大学院生)
5. 概要
11月1日
國學院大學渋谷キャンパスを出発し、夕方、北秋田市に到着する。
11月2日
午前、北秋田市教育委員会・地権者に挨拶を行ない、その後、天候不順のために、遺跡の踏査・表面採集をする。
11月3日
天候悪化により、出土資料の記録化・表面採集資料の洗浄などの室内作業を行なう。
11月4日
天候が回復したため、現地調査を行なう。遺跡に任意の調査区を設定し、ボーリング調査にて、配石範囲・配石位置の確認を行なう。その上で、配石の遺存状態が良好な箇所に試掘坑1・2・3を設定し、掘り下げ作業を開始する。
11月5日
調査を継続し、試掘坑にて配石および土層堆積状況を確認する。
11月6日
周辺地形の測量と、試掘坑から検出された配石の実測を行なう。また、土層堆積状況を記録する。その後、試掘坑の埋め戻しを行ない、現地調査を終了した。
11月7日
北秋田市を出発し、夜、國學院大學渋谷キャンパスに到着する。
6. 所見
本調査では、遺跡の所在を明らかにするための聞き取り調査、時期や内容を把握するための表面採集やボーリング、試掘調査を行なった。
遺跡の所在については周辺住民からの聞き取りによって、過去のトレンチの位置や資料の出土位置などを把握することができた。遺跡の時期は縄文時代後期を中心としながらも、古代の遺物も出土し、古代においても利用されていることが判明した。過去の調査結果では、遺跡の時期は縄文時代後期とされており、古代については新たな発見である。同市内には、縄文時代後期の環状列石である伊勢堂岱遺跡があり、直線距離にして約10kmと近い関係にある。本遺跡と同時代であり、かつ出土資料に類似性が認められる事実は興味深い。
最も重要な点は、本遺跡の地点が確定できたことである。発掘して半世紀が経ち、所在地が不明確になっていた本遺跡が、聞き取り調査や再発掘によって確認できたことは、地域の歴史を語るにあたって大きな意義がある。
調査資料の整理と、他遺跡との比較検討によって期待される新たな成果は、平成23年1月から実施する企画展「縄文人の世界観とカタチ」などによって公表する予定である。
本調査では、遺跡の所在を明らかにするための聞き取り調査、時期や内容を把握するための表面採集やボーリング、試掘調査を行なった。
遺跡の所在については周辺住民からの聞き取りによって、過去のトレンチの位置や資料の出土位置などを把握することができた。遺跡の時期は縄文時代後期を中心としながらも、古代の遺物も出土し、古代においても利用されていることが判明した。過去の調査結果では、遺跡の時期は縄文時代後期とされており、古代については新たな発見である。同市内には、縄文時代後期の環状列石である伊勢堂岱遺跡があり、直線距離にして約10kmと近い関係にある。本遺跡と同時代であり、かつ出土資料に類似性が認められる事実は興味深い。
最も重要な点は、本遺跡の地点が確定できたことである。発掘して半世紀が経ち、所在地が不明確になっていた本遺跡が、聞き取り調査や再発掘によって確認できたことは、地域の歴史を語るにあたって大きな意義がある。
調査資料の整理と、他遺跡との比較検討によって期待される新たな成果は、平成23年1月から実施する企画展「縄文人の世界観とカタチ」などによって公表する予定である。
文責:加藤元康
このページに対するお問い合せ先: 研究開発推進機構事務課






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