青森県平内町槻ノ木遺跡出土品に関する調査
2010年7月8日更新
1.調査目的
本調査では、本学考古学資料館所蔵の平内町槻ノ木遺跡出土品に関する内容確認を主な目的とした。槻ノ木遺跡は、青森県平内町に所在する既知の遺跡であり、多くの資料は分散して保管されている。既に、本学所蔵の資料の一部は、企画展「祭祀遺跡・神社祭礼・國學院の学術資産」(6月1日~7月25日)で公開し、平成21(2009)年5月16日には現地の踏査を行ったところであるが、展示資料に関する調査を行っていた際に、国立歴史民俗博物館にも関係資料が所蔵されていることを確認した。そこで、本遺跡の全体像把握に向けて、同館所蔵資料の時期・種類などに関する調査を行なった。
2.出張期間
平成21(2009)年7月23日
3.調査地
国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)
4.調査参加者
阿部 昭典 (客員研究員)
加藤 元康 (ポスドク研究員)
5.活動の内容
7月23日
千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館を訪問し、平内町槻ノ木遺跡出土品土偶、石棒類128点の実見、観察を行った。
6.所見
本調査では、特に本プロジェクトで研究対象としている縄文時代後期前葉(十腰内1)式期)の「第二の道具」である土偶と石棒類を観察対象とした。本学所蔵の槻ノ木遺跡出土資料からは、十腰内1)式土器が一定量確認され、「第二の道具」も僅かに認められた。一方、国立歴史民俗博物館所蔵資料は、キノコ形土製品を1点確認できたが、明確な後期前葉の土偶や石刀を見つけることはできなかった。しかしながら、晩期を主体とする良好な遮光器土偶や石刀などが含まれており、製作技法などの有益な観察所見や遺跡の性格を知る上で重要な情報を得ることができた。
文責: 阿部昭典
このページに対するお問い合せ先: 研究開発推進機構事務課






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