出雲地域における祭祀遺跡・遺物調査(第1回)
2008年11月13日更新
1. 調査目的
本調査の目的は、歴史的由緒と幅広い歴史的脈略(クロス・コンテクスチュアル)との関連性や神奈備山周辺の遺跡の調査を目的とし、地域研究者との意見交換も行った。
2. 出張期間
平成19(2007)年9月10日~9月14日(4泊5日)
3. 調査地
美保神社・島根県教育庁埋蔵文化財調査センター・島根県立八雲立つ風土記の丘資料館・玉作湯神社・松江市立出雲玉作資料館(島根県松江市)、島根県立古代出雲歴史博物館(出雲市)、妻木晩田遺跡事務所(鳥取県西伯郡大山町)、米子市福市考古資料館・米子市立山陰歴史館(米子市)
4. 調査参加者
内川 隆志 (准教授)
加藤 里美 (講師)
中村 大 (客員研究員)
深澤 太郎 (文学部助手)
加藤 元康 (ポスドク研究員)
田中 大輔 (ポスドク研究員)
新原 佑典 (リサーチアシスタント)
土屋 健作 (大学院文学研究科史学専攻博士課程後期)
塩谷 風季 (大学院文学研究科史学専攻博士課程前期)
手塚 美穂 (大学院文学研究科史学専攻博士課程前期修了)
朝倉 一貴 (文学部史学科考古学専攻)
5. 活動の概要
9月10日
美保神社にて美保神社境内地出土遺物の実見、その後、美保関町内遺跡の踏査、GPSにて測位。
9月11日
島根県埋蔵文化財調査センターおよび島根県立八雲立つ風土記の丘資料館にて島根県内出土資料の調査。
9月12日
玉作湯神社にて神社所蔵資料を実見した。松江市立出雲玉作資料館において資料の通覧を実施したのち、花仙山にて原産地を踏査した。神原神社古墳、神庭荒神谷遺跡、加茂岩倉遺跡にてGPSで測位。荒神谷博物館、加茂岩倉遺跡ガイダンスを見学し、西谷墳墓群、大念寺古墳の踏査。
9月13日
島根県立古代出雲歴史博物館において、本学伝統文化リサーチセンターの協力者である同館の松本岩雄氏・錦田剛志共同研究員に調査計画の概要及び研究計画の説明を行い、次年度以降の調査協力に関する協議を実施した。
9月14日
妻木晩田遺跡にて資料を実見し、GPSで測位。併せて米子市福市考古資料館、山陰歴史館の資料を調査した。
6. 所見
『出雲国風土記』にその名が記される美保神社では境内遺跡出土資料や周辺地域の採集資料を実見し、弥生時代後期から古墳時代前期、後期の遺物を確認し、周辺遺跡の踏査を行った。また玉作湯神社では、弥生時代終末期から古墳時代、古代にかけての花仙山で採取される碧玉製の玉の製作関連資料を観察することができた。これらにより、神社創建やそれ以前における神社地の場を歴史的脈絡を入れて、考える必要性を確認することができた。
また『出雲国風土記』に記載の神奈備山である茶臼山と仏経山周辺の弥生時代の青銅器埋納遺跡、古墳時代後期の大型前方後方墳、出雲国庁遺跡を踏査し、現地観察とGPSによる位置データの収集を行った。
島根県立古代出雲歴史博物館では松本岩雄氏、錦田剛志研究員に当プロジェクトに関する研究目的、方法、内容について説明し、今後の調査協力に関する協議を実施した。
文責: 新原佑典、加藤元康
このページに対するお問い合せ先: 研究開発推進機構事務課






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