第6回「祭祀遺跡に見るモノと心」定例研究会
2008年11月13日更新
1. 開催趣旨
本発表では、祭祀遺物である土馬や、CCA(Cross Contextual Analysis)という視点からみた北上川流域の古代社会について、発表を行なった。
2. 日時
平成20(2008)年2月27日(水) 午後3時~5時
3. 場所
本学渋谷キャンパス120周年記念1号館1402教室
4. 発表タイトル・発表者
(1) 「北上川流域における城柵造営前後の地域社会」
朝倉 一貴 (文学部史学科考古学専攻)
(2) 「土馬を中心とした古代祭祀の多様性」
加藤 夏姫 (大学院博士課程前期)
5. 概要
(1)では城柵設置を画期としての社会変化について胆沢城、徳丹城、志波城が所在する北上川中・上流域を対象地域にCCAの導入を試みた研究発表がなされた。城柵造営期のその周辺部における外来要素と集落の消長関係を整理し、各要素に生じた変化と連続性等に関しての指摘がなされた。
(2)では古代における土馬について、個別地域論にとどまらず、全国の事例集成を行なった結果が述べられた。出土遺跡の分類、年代枠が設定され、遺跡の性格との関係、律令祭祀との関係が具体的な事例を通して論じられた。
6. 今後の課題
(1)では、どのように外来要素を抽出するのかについて質問がなされた。また城柵造営前の社会的状況、遺跡、遺物の在り方を明確にし、外来要素がどう影響しているのかを導き出す方法についてコメントがなされた。
(2)では、土馬の認定基準について討論されたうえで、その出土状況の観察が土着信仰との関係を考える為に重要な視点であるとのコメントがなされた。さらに土着信仰をどう解明するのかについても質問があった。
文責: 田中大輔(ポスドク研究員)・朝倉一貴
このページに対するお問い合せ先: 研究開発推進機構事務課






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