構成員詳細
2012年4月1日更新
QUIROS, Enrique・I・L(キロス,エンリケ・イグナシオ・ルイス)
QUIROS, Enrique Ignacio Luis
| 現職 | : | 共同研究員 |
| 専門分野 | : | 上代の国学 |
| メッセージ | 奈良の古典文学には、「人間の声は効力や呪力がある現象としてとらえられている」という説があり、それは「上代の言霊信仰」と密接につながっている。本研究はその「言霊信仰」がどこに起因し、どのように出現するのか、そしてどんな特徴があるのかを探るものである。そのために、まず「言霊」という言葉が初めて現れた時代、つまり上代の日本に焦点を当てるのがよい。次にその時代の古典(古事記、日本書紀、風土記、祝詞、万葉集など)に出現する「言霊」を列挙し、それぞれの文脈からその語の全体的な意味を推測することが大事である。しかし、「言霊」という言葉だけに絞ると「上代日本文化における音声が与えられた効力」という現象の十分な解釈がのぞめない。したがって、上代の「言霊」が表す儀式的な様態(コトアゲ、コトムケ、コトヨサシなど)の分析も欠くことができない。 こうした過程を通して、言葉と音声にどんな関係があったのか、またそれが日本文化にどんな影響を与えたのかを理解することが可能になるだろう。この研究は古典文献学、神話学、宗教学、歴史学、詩学、民俗学という色々な学問の接点にあるだけにいっそう試みるに値するものだと思われる。上述の3点を軸に研究すればこのプロジェクトは「上代の言葉の人類学的な研究」と言えるものになるだろう。 担当プロジェクト:「デジタル・ミュージアムの運営と関連分野への展開」 |
|---|---|
| 主要研究テーマ | 現在、古事記における言葉(特に擬態語)の呪力に関心を持って、研究している。 |
| 社会的活動 (所属学会等) |
所属:フランス国立高等研究院/立教大学 |
| その他 | 研究業績: ・『日本文化における腹と腰を中心に身体に関する概念』2007年(修士論文、指導教官ロッシェ・アラン)、ボルドー第三大学 ・「ポール・リクールによる哲学的な解釈と神話学的の解釈との包含の相違関係」2007年、ボルドー第三大学 ・「夏目漱石と20世紀の初期における新感覚派との文体上の相違」2006年、ボルドー第三大学 ・「西田幾多郎の哲学に関する体験の概念について」2006年、ボルドー第三大学 ・「身体に関する慣用句「腹を決める」について」2006年、名古屋外国語大学 |
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