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國學院大學
学術資料館(考古学資料館)

学術資料館(考古学部門)の収蔵資料紹介

2009年4月6日更新

 当館所蔵の列品は、昭和3(1928)年に樋口清之博士が寄贈された約4,000点の考古資料にはじまります。現在では、国内外の考古資料を中心として、民族・民俗資料を含む約10万点を数えるに至りました。その代表的なものは、伝統文化リサーチセンター資料館において公開しています。


収蔵資料


旧石器時代

旧石器時代
長野県柳又遺跡 ナイフ形石器



 かねてより本学では、考古学研究室が日本列島における旧石器時代の終わりから、縄文時代のはじまりに関する重要遺跡として知られる長野県柳又遺跡、新潟県壬遺跡などの調査を行ってきました。当館では、これらの遺跡から出土した資料を中心に、多数の石器を公開しています。また、竹岡俊樹氏より寄贈された香川県国分台遺跡採集のサヌカイト製石器群や、吉谷昭彦氏寄贈の黒曜石産地別標本も学術的に貴重な資料です。


縄文時代

縄文時代
神林修氏寄託 火焔型土器



 縄文時代の遺物は、本館の展示する列品の中でも特に充実しており、東日本の資料を中心に2万点以上の収蔵品を誇ります。中でも、長野県石小屋洞窟遺跡出土の微隆起線文土器、新潟県壬遺跡出土の円孔文土器、埼玉県水久保・西谷遺跡出土の多縄文土器など、草創期と呼ばれる時期の基準資料も数多く所蔵。また、円孔文土器との類似性が指摘されるロシア連邦グロマトゥハ遺跡出土土器は、日本列島における土器の起源を考える上で極めて貴重な資料と言えます。
 そのほか、山梨県花鳥山遺跡、千葉県余山貝塚、秋田県大野遺跡出土資料など、縄文時代前期から晩期にかけての資料も豊富にあり、ミニチュア土器や、石棒、土偶・土版などの「第2の道具」も多数収蔵しています。


弥生時代

弥生時代
伝:滋賀県大岩山 銅鐸



 弥生時代には、韓半島を経由して米作りの文化が伝わりました。しかし、本格的な農耕文化が東漸・定着するには暫く時間がかかったようです。また、この時代には青銅器を用いた祭祀が西日本を中心に展開しました。本館が所蔵する銅鐸は、明治14年(1881)に14点の資料が出土したという滋賀県野洲町大岩山の出土品と伝わります。後期の南九州に特徴的な免田式土器も、比較的まとまった資料として特筆できるでしょう。


古墳時代

古墳時代
千葉県姉崎二子塚古墳 石枕(重要文化財)



 古墳時代の資料は、茨城県常陸鏡塚古墳出土遺物一括や、国重要文化財の石枕を含む千葉県姉崎二子塚古墳出土遺物一括、多数の鏡鑑類、バリエーションに富んだ埴輪類など、豊富な質と量を誇ります。
 また、大場磐雄博士が「神道考古学」を提唱する切っ掛けを得た静岡県洗田遺跡出土資料一括のほか、長野県片山出土挙手人面土器、福島県建鉾山遺跡出土遺物一括、千葉県つとるば遺跡出土土製模造品など、祭祀考古学関連遺物も数多く収蔵しています。


歴史時代

歴史時代
服部コレクション 和鏡



 歴史時代の資料は、奈良時代の神奈川県下曽我遺跡出土資料一括のほか、各地の国分寺瓦や、瀬戸・常滑・信楽などの中世陶器、経塚遺物、板碑などがあります。また、懸仏・神像・鏡をはじめとする中世・近世資料も展示しており、服部和彦氏寄贈の和鏡類は一部平安時代に遡る重要遺物を含みます。



外国資料

外国資料
出土地不詳 銅鼓(Heger I式)



 外国資料は、中国大陸や韓半島の出土遺物が中心をなしています。中国関連では、新石器時代の考古遺物や殷代の甲骨文字、漢代の陶器・明器・貨幣・青銅器などがあります。韓国関係では、三国時代の遺物、高麗・李朝の陶磁器、青銅器などを収蔵。その他、フィリピン、タイ、インドネシアなどの東南アジア資料、太平洋諸島の石器時代遺物、南北アメリカ考古資料など、日本列島文化との比較対照資料を収蔵・展示しています。また、東南アジア各国の狩猟道具・漁撈具・生活用具など、近現代の民族資料も少なくありません。


寄贈コレクション



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