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國學院大學
文学部

中国文学科:概要と特色

2008年7月28日更新

 中国文学科は、建学以来120年以上の伝統である中国古典の研究と教育を発展させるとともに、今後の国際化・現代化に対応するため、近現代の中国を視野に入れた研究と教育の体制を整えています。
 本学科では、古代から現代に至る中国の文学・思想・学術を探究し、あわせてひろく文化を学ぶこととなります。本学科の教育は、言語的な基礎学力、即ち古典の読解力と現代中国語の運用力の涵養をめざし、文学作品、哲学的著作、その注釈、研究論文など多様な文献を処理する方法を学び、中国の文化を総体として正しく理解することにあります。文学を主としつつ、広く関連する思想、学術などの諸領域を、その相互の関連に留意して研究し、広い視野と豊かな人間性をもった有為な人材を育成することをめざしています。
 こうした理念を具体化したものが、本学科のカリキュラムです。本学では、建学以来古典学の不可欠部分として中国文学は重視されてきました。同時に、日本文化や国文学・歴史・宗教学における研究方法と双方向の影響関係を有してきました。中国に関わる学術は、本来的に細分化を嫌い、幅広く学ばなければその本質を捉えにくい面があります。なおかつ、近年における中国の発展・学術の進展は、斯学にこれに対する即応を求めています。
 通時的に見れば、紀元前10世紀頃の『詩経』や紀元前3世紀の『楚辞』から、魯迅および近現代文学までその対象は幅広く、共時的に見れば、その文化事象は、宗教・思想・文化・民俗などと密接に関連します。それらを総合的に学ぼうとするのが本学の中国文学科の特色と言えましょう。


建学の精神と中国文学科

 古く「漢学」と呼ばれた中国を対象にする学問は、現在では「中国学(Sinology)」と呼ばれ、従前にもまして新たな研究対象を包括して現在に至っています。この学問体系が、「国学」の自覚と形成に深く関わってきました。いわば、自らをとらえるための最も古くかつ接近した学術として重要な意味をもっていたのです。
 日本文化を究明することを建学の精神とする國學院大學にとって、アジアにおける日本文化の考察や、相互交流の促進が叫ばれる中、中国文学を中心とする中国学の存在は、以前にもまして極めて重要な意味を持つと言えるでしょう。
 従って、中国文学を中心とする中国文化の究明は、永い伝統と歴史を有すると同時に、極めて新しいテーマとも言えるのです。


國學院における中国文学の歩み

<第1期>1882~1947
建学から第2次世界大戦まで。
明治15年(1882)、経営母体としての皇典講究所設立。
同23年(1890)「國學院」開校。
大正9年(1920)大学昇格。
この間一貫して、「漢文」は重要視され、わが国古典の欠くべからざるものとして、また、国史・国文に対する史伝・漢文として、本学の基幹をなす学科として重きを置いてきた。
昭和5年、「漢文学会」発足。以降、戦前戦後の混乱期を克服して活発な学術活動を展開。

<第2期>1948~1995
戦後の混乱復興から文学科内の「中国文学専攻」→「漢文学専攻」→「中国文学専攻」の時代。
昭和23年(1948)、新制学部に移行。
同26年(1951)、大学院文学研究科設置。
平成4年(1992)、「漢文學會」を「中國學會」に改称。
この間、数度のカリキュラムの改訂を経て、教科目の拡大・授業内容の深化を図る。

<第3期>1996~
平成8年(1996)中国文学科設立。
平成12年(2000)、中国文学科第1期生卒業。



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