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文学部で学ぶこと
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文学部長 針本 正行
國學院大學の文学部は、文学や語学や哲学や歴史学の好きな人々の集まりです。
國學院大學の文学部には、五つの学科があります。
そして、どの学科においても、組織立てられた豊富な授業群が、<我ならでは>の意気込みをもった担当教員によって展開されています。そうした授業は、自分が所属する学科とは異なる学科の授業をも、一定の範囲まで受講することができます。
文学部の五つの学科で学ぶことがらを一つの項目にくくるとすると、それは、<人間の精神史を探る>ということになると思います。
すなわち、日本と洋の東西の、言語・文学・伝承・思想・芸術・歴史的事実・考古遺跡から、人々の喜びや怒りや悲しみや笑いを聞き取るとともに、人間の営みの歴史のなかに潜(ひそ)む心の襞(ひだ)を探ること、それが、五つの学科が共通に目指していることだと思います。
文学部は、<生きることを考える場>であるのです。
文学部で学んだことがらは、学んでいる当座には気づかないけれど、卒業後の生業(なりわい)に直に役立つことを身につけようとする課程においては意識されないけれど、おのずと一人一人の思考の基底に潜み、人生の糧(かて)となるに違いありません。
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