入試の概要
2011年3月30日更新
入学試験のポリシー
「志向性」に応じた専攻制度
法学部の専攻制は、受験生が現在持っている「志向性」に応じたものとなっています。すなわち、「法律専門職専攻」や「政治専攻」は、将来の進路を法律や政治の分野にしぼって考えている人のための専攻ですし、また「法律専攻」は、法律や政治を学びながら、あるいは、ある程度学んだ上で将来の目標を考えてみたいという人に適した専攻です。
法学部で学ぶ上で必要とされる能力
法学部で学ぶ上で必要とされる能力は、大きくいって5つあります。「知識を体系的に蓄積し、それを必要なときに利用する能力」、「問題を発見する能力」、「論理的に思考する能力」、「情報を収集して、整理・分析する能力」と「コミュニケーション能力」です。以上の能力を全部あわせると、「あることがらに含まれている問題を発見し、その間題についての情報を収集した後に整理・分析し、すでに持っている知識も総動員した上で、妥当な解決を論理的に導き出す」という、「法的思考」に必要な能力がそろい、それを適切に表現することができるようになります。
法学部では、これらの能力のうち、少なくとも1つくらいは、入学前に養っておいてほしいと考えています。法学部の入試には様々な種類がありますが、それらはいずれも、いろいろな方法で、これらの能力を持っているかどうか確かめるためのものなのです。
他方、法学部では各専攻にすべての受験機会を提供しようとしています。ただ、法律専門職専攻は、入学後のカリキュラムとの関係で、基本科目の偏りのない学力が求められると考え、入試の種類を絞っています。
高校できちんと勉強しておくべき科目
法学部では、高校で勉強する科目のうち、特に下記の科目をきちんと勉強してきて欲しいと考えています。高校での勉強は、大学での勉強の基礎になりますし、またみなさんが今後生活を送っていく上で必要な基礎的な知識を習得するものでもあります。
政治経済:法律および政治の多くの専門科目に関する基礎的な知識を習得することにつながります。また、みなさんが今後社会生活を送っていく上で必要な知識である、法律・政治・経済・社会の基本的な枠組みを理解することにつながります。
→ 法学部の専門科目全般
日本史:日本の法律・政治の歴史や基礎的な枠組みを把握することは、現在の日本の法制度や政治の特徴を理解するのに必要ですし、そのことは大学に入ってからの本格的な勉強の基礎になります。
→ 法制史、憲法、刑法、民法、刑事訴訟法、日本の政治、日本政治史、日本政治思想史、国際関係史など
世界史:日本の基本的な法制度の枠組みの源流ないし背景を知ることができ、1年次の法律科目の授業に入りやすくなります。また、政治関係の科目のうち、政治史系の科目ではまさに必要な基礎知識であり、理論系の科目でも具体的な例をイメージするのに世界史の知識は重要です。
→ 憲法、民法、商法、刑法、刑事訴訟法、政治哲学、西洋政治史、西洋政治思想史、国際関係史、国際政治など
基礎的な数学:一般に、情報を整理・分析する能力を養うことにつながりますし、特に法律学における法解釈には論理的思考力が要求されます。
→ すべての科目(特に法律の専門科目)
現代文:さまざまな文献を読みこなす上で必要な基礎的な読解力や、レポート・論文等を執筆する際に必要な文章構成力を養うことにつながります。
→ すべての科目
入試制度の選び方
以下では、受験生のみなさんが得意とする勉強に応じて、どの入試制度で受験するのが望ましいのかを説明します。
「覚える勉強」が得意
「覚える勉強」が得意なタイプの人は、「知識を体系的に蓄積し、それを必要なときに利用する能力」があると考えられます。このタイプの人は、オーソドックスな受験勉強に向いていると考えられますので、通常の3教科の入試に適しています。したがって、V方式、A日程3教科型、A日程得意科目重視型、C日程で受験するのが妥当でしょう。C日程については、個別(本学)試験を受験することもできますし、大学入試センターの得点を利用することも可能です。
ただし、「覚える勉強」が得意であっても、得意科目と不得意科目の間に差がある人も中にはいることでしょう。その場合には、A日程得意科目重視型を選択することをオススメします。この試験では、まず、各科目の得点が標準化得点(偏差値)になおされます。そして、その中で最も高いものが2倍され、最終的にすべてを合算した合計得点(合計偏差値)で合否判定がなされます。標準化得点を基準とするので、科目間の平均点の差に影響されませんし、もっとも高い標準化得点が2倍されるので、1教科でも高い得点をとる自信がある人は、とても有利になります。
具体例
Aさん:英語50、国語50(×2)、選択科目50→合計偏差値200
Bさん:英語49、国語51(×2)、選択科目50→合計偏差値201
文章読解・作文や数的処理が得意
日本史・世界史や政経などの「覚える勉強」が苦手だけれども、日本語や英語の文章を読み解いていったり作文をしたり、数学の問題を解いたりすることが好きな人は、「問題を発見する能力」や「論理的に思考する能力」が備わっていると考えられます。このタイプの人には、A日程2教科型入試(英語・国語)とB日程(選択式2科目型入試)がおすすめです。
まずは、日本史・世界史とか、政経といった選択科目がどうも苦手だ・・・という人。ただ単に覚えていくことには違和感があるけれど、文章を読み解く力はあるのかもしれません。A日程2教科型入試を受験するかB日程で「英語と現代文」を選択して受験してみましょう。
次に、英語がどうも苦手だという人。このタイプの人は、結構いるのではないでしょうか。確かに、法律を学ぶ上で、英語のスキルが絶対に必要かと問われたら、ちょっと答えに窮するところではあります。ただ、論理的思考能力は絶対に必要です。そしてその能力は、数学の能力に通じるものがありますから、英語は苦手だけれど数学が得意だという人は、是非、「数学と現代文」を選択してB日程を受験してください。
自由研究などの調査や発表が得意
情報を駆使することに長けたこのタイプの人は、「情報を収集して、整理・分析する能力」と「コミュニケーション能力」があると考えられます。このタイプの人へのおすすめは、なんといっても、公募制自己推薦(AO型)入試です。
AO型入試では、1次選考が書類審査(エントリーシートとALT型レポート)で、2次選考が面接(自己アピールとALT型レポートに関する面接)で行われます。ALT 型レポートとは、事前に公表されているテーマやキーワードを手がかりにして、情報を収集し、整理・分析し、それらを自由に利用して作成するレポートです。まさに、情報の収集・分析能力に自信がある人向きといえます。また、2次選考では、自分が國學院大學法学部に入学するのに適した人間であることを積極的にアピールし、また1次選考で執筆したALT型レポートに関する質問に答えてもらいます。ここでは、コミュニケーション能力が問われます。
その他入試に関係する情報
社会経験のある方へ
法学部では、フリーターや主婦の方を含めて、広い意味で社会経験のある方々の入学を歓迎します。入学に際しては、これまでの修学履歴と目的に応じて、いくつかのルートがあります。
【大学を卒業されている場合】
法律学・政治学を基礎から学びたい方 -> 学士入学試験
法律の専門家を目指す方 -> 大学院法学研究科または法科大学院
【高校を卒業されている場合】
公募制自己推薦(AO型)入試
*すでに職についている方(主婦/ 主夫・アルバイトを含む)に関しては、
<b>1次選考が免除されます</b>。
このページに対するお問い合せ先: 法学部






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