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かぐや姫の物語―國學院大學学びへの誘い―(松本)

2010年8月24日更新

学びへの誘い@松本ポスタ

 「源氏物語」に「物語の出(い)で来(き)はじめの祖(おや)」としても登場する「竹取物語」は、今でも広くみなさんに親しまれている物語です。
 三寸ほどのかぐや姫が著しく成長をとげる部分には「小さ子譚(たん)」、昇天場面には「天人女房譚」など、「かぐや姫の物語」の背景には、伝承説話の世界が織り込まれているとされています。
 本展では、國學院大學図書館所蔵の資料を通じて「かぐや姫の物語」について、もう一度学び直すきっかけとなるよう、3つのテーマでさまざまなアプローチをしています。小さい頃絵本で出会った「かぐや姫」とは違う「かぐや姫」と出会ってみてはいかがでしょうか。

【展示解説より抜粋】
 「万葉集」に、「竹取の翁」が「娘子」らと和歌の贈答をしたとあります。「万葉集」の時代には、竹を取る「翁」と「娘子」らとの間に恋物語があったのかもしれません。「「竹取物語」の絵巻がとりあげられ、「かぐや姫のこの世の濁り穢れず」と書かれています。また、「三寸ばかりなる」かぐや姫が異常成長をとげたり、翁が竹を取り、黄金を得て裕福になったりする話は、「小さ子譚」や「致福譚」という伝承が背景としてあるともいわれています。「竹取物語」は、奈良時代から平安時代にかけて、「万葉集」の神仙譚や伝承世界をとりこみながら誕生し、平安時代以降は「絵入りの物語」という体裁をとってひろく享受されてきたと思われます。
 本展では、國學院大學に所蔵されている三点の「竹取物語絵巻」をはじめ、江戸時代に写された『竹取物語』、印刷された絵入り刊本の『竹取物語』、江戸時代の研究書である『竹取物語抄』(小山儀著)、『竹取翁物語解』(田中大秀著)や契沖が著した『河社』なども展示します。平安時代に成立したかぐや姫の物語の'学び'の世界について、"絵巻を読む"・"写本"・"注釈"の三つのテーマを通して堪能してください。


開催概要

【開催期間】
 平成22年9月18日(土)から26日(日) 9:00~17:00(入館は16:30まで)
 ただし、21日(火)は休館日

【入場無料】

【会場】
 松本市時計博物館 3階企画展示室  入場無料
(ただし、3階以外の常設展示は有料)

【主催】
 國學院大學、松本市、松本市教育委員会

【協力】
 松本市本町商店街振興組合、國學院大學院友会、國學院大學若木育成会

お問合せ

國學院大學広報課 TEL:03-5466-0130 (〒150-8440 東京都渋谷区東4-10-28)

展示資料紹介

【絵巻】
一、武田祐吉博士旧蔵『竹取物語絵巻』全三巻・巻子本
宇宙航空研究開発機構(JAXA)「遥かなる月へ」冒頭に使用されています。
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)「遥かなる月へ」 
二、ハイド旧蔵『竹取物語絵巻』全三巻・巻子本  
三、小型絵『竹取物語絵巻』全三巻・巻子本
【写本】
四、「竹とり物語」 写本一冊
五、「竹取物語」写本三冊
六、「竹とり」写本一冊(契沖書入本)
【刊本】
七、 絵入り「竹取物語 上」「多計取物語 下」二冊
八、絵入り「たけとり物語(上・下)」二冊
【注釈書】
十、「竹取物語俚諺(りげん)解」二巻二冊 佐佐木弘綱著
十一、「竹取物語抄」二巻二冊 小山儀(伯鳳)著、入江昌熹補注
十二、「竹取翁物語解」五巻首一巻六冊 田中大秀著
十三、「竹取物語考」一冊 加納諸平著
十四、「河社(かわやしろ)」二冊 契沖著 随筆 

などの展示を予定しています。

國學院大學学びへの誘い

 國學院大學が所有する学術資産の内から、古典籍を中心に展示会を開催し、開催地域との文化的な融合を図ることを目的として平成17年より実施しています。
 「学び」とは、学生のみならず、誰もが生涯を通して行う行為であり、切り口を変えることにより、新しい発見が生まれ、様々なものが見えてきます。多彩な入口を提供し、学術の裾野を広げようとする試みが「学びへの誘い」です。

公開古典講座※無料

本展に関連して講演会を下記日程で開催します(無料)
【日時】平成22年9月19日(日) 14:00~15:30
【会場】本町ホール(松本市時計博物館4階)
【講師】針本 正行(國學院大學教授)
【講演題目】「物語絵巻の制作者」
【申込方法】
 事前申込制です。
 松本市時計博物館までお申し込みください。〒390-0811 松本市中央1-21-15


このページに対するお問い合せ先: 広報課

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